また、明確な目標がなくても、毎回少しずつ獣人古銭が入手出来ることには、「10万円貯まる貯金箱」に100円玉を溜め込んでいくようなチマチマした小市民的楽しみもあります。でも実際は、5万円前払いした上で少ない手間賃をもらって喜んでいるマルチ商法犠牲者のようなものなんですが…。
話が少し逸れました。つまりそういった理由で、個人的に気になる赤魔道士のアーティファクト別による総合性能を比べてみました。Lv60以降はフルセットで装備する機会も少なく、部分的に他の優れた防具と組み合わせるのが普通なので、あまり実践的ではありません。
本当なら、各AFや他の代表的装備別とのマッチングで比較したいところですが、パターンだけでも膨大な数になるだけではなく、種族や戦闘スタイル、個人的嗜好の前では大した意味を持たないよう気がします。更に私のような「大体でええやろ」系のプレイヤーにとっては気が遠くなるような検証なのでヤメマシタ。
ただ赤魔道士の場合は、AFを性能的に大きく上回ったり、代替となったりする装備が少ないために、カンストまで愛用する人が多く、あながち役に立たない比較でもないと思います。
(※黄文字は各項目でのトップ数値、または独自性能)
こうして総合で見るとAF+1がAFのHQ品であり、部位別の性能がそのままランクアップした正常進化版ということがよく分ります。また、別の見方をすれば、その装備Lvや入手難易度から考えると、ベーシックなAFの優秀性を改めて認めることにもなります。と同時に、今まで実用面では少々疑問があったAF-IIの存在が、更に微妙になった感が拭えません。グラフィックに反映される魅力や希少感と一部の効果を除けば、トータルではAF+1が勝っていると言っても間違いないでしょう。
赤魔道士に限って言えば、AF+1のMP増量とMND・INTの大幅アップ、ヒーリングMPの追加は魅力的です。これで、装備Lvの問題やAFとの同時所持に関する疑問、入手にかかる手間や金額等の様々な懸念さえなければ、私を含め多くの赤魔道士が強く心惹かれていたはず。もし仮に、オリジナルグラフィックが与えられていたなら、完全にAF+1に軍配が上がったのではないかと思われます。
しかしこれは、あくまで総合性能でまとめた乱暴な比較。
実際は、そうシンプルに結論が出ることではありませんね。
…まぁ、私の貯金箱にはまだ古銭が12枚しかないわけですけど。