ところが今では。食材やクリスタル、その他雑多なアイテムを貯め込んでいるおかげで、カバンも金庫も常にイッパイイッパイ。初期装備など何処へやら、国リングまで捨ててしまう売国奴ぶりで、なりふり構わずモグハウス~競売間を全力疾走しています。
そんなサンドリア在住・食材倉庫担当のエルヴァーン(♀)がナンパされました。
南サンドの競売を覗いた後、宅配の兄さんに話しかけていたら、何時の間にか横に中Lv装備のエルヴァーン(♂)が立っていて、何の前置きもなく英語のtell。
「やぁ。よかったらボク達のLSに入らないかい?」
初心者プレイヤーに見えたのでしょうか。
いくらビギナーでも何も装備していないはずはないと思い当たりそうなもの。anonのキャラをいきなりLSに勧誘するのもどうかとも思うんですが、無視するのもなんだか失礼です。しかし、英語圏では倉庫キャラって何て言えば通じるのか、すぐに思いつきません。仕方なく適当に応えてみました。
「thanks, but this character is my warehouse keeper.」
(ありがとう。でも、これは倉庫用のキャラクターなんですよ。と言ったつもり)
しかも見た目は半裸のセクシーエルメスでも中身は男だ。スマン。とも言いたかったのですが、色々と訊かれて長引くのも困るので、手を振って走り去ろうとしました。
「あー、待って!」
なんと追いすがってきます。ジョブやLvも見ずに無差別に声をかけてるのなら、そこまで執拗に勧誘することもないでしょうに。昔からしつこい男は嫌われると、よく言われるじゃないか。手を振ったのがいけなかったのか。ストーカーってこういう些細な誤解から始まるのか。
「キミの言ってる意味はよく分からないが、ボクのLSに入ることには何の問題もないだろう?」
なるほど。倉庫キャラの意味が通じてなかっただけでしたよ、見事に。
いや、そんなことより、これはストレートに断るしかなさそうです。
「means "not main character". sorry, seeya」
(メインのキャラじゃないんですよ。申し訳ない。またね。と言ったつもり)
「ああ、わかった。そういうことか。またね。」
南サンドのモグハウス前まで来て、やっと理解してくれたようで安心しました。
ヴァナ・ディールでは、一緒に冒険する仲間を募るのは大切なことです。
でも、そんな勧誘を続けていると、後々厄介な問題を抱えるLSになると思うんですけどね。
いや、ひょっとしてF6エルメスが好みのタイプだっただけ…?