■ [クルマ] イタリア大衆車の行く末。 (10/15 fri.)
2004年 10月 15日 |
先日も書きましたが、FIATグループは何処に向かおうとしているのか。

街で見かけたNew Pandaは、私にとって軽自動車の粗悪なフェイクにしか写りませんでした。
Puntoは大きくて凡庸なシェイプのライトでオリジナルデザインのシャープさが台無しになり、Barchettaも国籍不明の今風なオープンカーに。どちらも商品力の新鮮さを掘り返すことだけが目的の、小手先のフェイスリフトです。
LANCIAはブランドネームだけの存在になって久しく、156から始まったAlfaの快進撃もグループ全体の不振のせいでそろそろ雲行きが怪しい。

ハードとしては世界水準に遅れをとっていても、スタイリングやクルマとしてのトータルなセンスに特化した存在。
意図したものではなくても、「いい加減さ」と「こだわり」の不思議なバランスがイタリア大衆車の特色だったはず。

[クルマ] イタリア大衆車の行く末。 (10/15 fri.)_b0025831_14303670.jpgそれは優れた工業製品を作ることの出来る国・日本の視線で見た、ある意味勝手な「驕り」かも知れません。
しかし、独自の文化性を殺してまで没個性化したグローバルなプロダクトには、道具として何の魅力もないことは確かです。

発売に向けて開発が噂されている新チンクエチェント(Trepiuno)だけは、誤った方向に進まないように祈ってます。
by naojim0715 | 2004-10-15 14:33 | クルマ生活 |
<< 【FFXI】 そういうオマエは... ページトップ [雑感] ガムは噛んでも舐める... >>
The Original by Sun&Moon